「Windows 10 にアップグレード」 といっても、 Xbox One そのものが Windows 10 搭載パソコンに化ける (ダウングレードする?) わけではありません。
Xbox One には 3つの OS が載っており、 そのうちの 「Shared partition」 の部分が、 「Windows 8 for Xbox (仮称)」 から 「Windows 10 for Xbox (仮称)」 にアップグレードされるのです。
Xbox One の OS は、 Host OS の上に 2つの Windows 8 が載っている構造になっています。
画像右側の "Exclusive partition" はリアルタイムなゲーム専用で、 それ用に特化した Windows 8 が載っています。 UI シェルは持たず、 専用のゲームアプリだけが実行できます。 そのため、 右側は Windows 10 にアップグレードしないものと予想されます (作り直す理由がないはずなので)。
左側の "Shared partition" は、 通常の Windows 8 に近いものです。 いわば 「Windows 8 for Xbox (仮称)」 といったところ。 UI シェルを持ち、 複数のアプリをマルチタスクで動かすこともできるようです。 ただし、 デスクトップは持っていません。 Xbox One のホーム画面やストアなどは、 こちら側で動いています。 また、 こちら側で動くゲームやアプリもあります (後述)。
※ 参考: 4Gamer.net 「Xbox Oneでは「2つのWindows 8」が同時に動く。開発者向けイベントで見えてきたシステムアーキテクチャの実態」 (2014/04/19)
左側の "Shared partition" の Windows 8 (8.1?) が Windows 10 にアップグレードされ、 そこでは UWP アプリが動くようになるのです。
※ "Exclusive partition" でも UWP アプリが動いてくれると面白いのですが、 おそらくそれはないでしょう。 まぁ、 現物が出てくるまで何とも言えないところですが…。
以下、 補足というか余談 f(^^;