« 【#UWP】アプリに、 ユーザーからのフィードバック機能を付けよう | トップページ | 【#UWP】 アプリが最初にインストールされた日時を取得する »

2017年2月23日 (木)

【#UWP】プロモーション コードを使ってアプリを宣伝する / βテストする

特定の人だけに UWP アプリを使ってもらいたいことがあります。

  • βテスト
  • 有料アプリを無償で進呈する
  • 有料アドオン (旧 IAP) を無償で進呈する

βテストの場合、 フライト グループやセグメントを使う方法もありますが、 これはβテスターを広く募集するには不向きです。 あるいは、 無料アプリ / アドオンのβテストでは、 ストア上で非表示にしておいて URL を知っている人だけダウンロード可能にしておく方法もありますが、 βテスターの人数を限定することはできません。

ストア上で非表示にしておいてプロモーション コードを使えば、 βテスターを広く、 かつ、 人数を限定して募集できます。

有料アプリ / アドオンを無償で進呈するのは、 「先着○○名様まで無料!!」 といった感じで宣伝に使えます。  Windows Store for Business を使わずに組織内へ展開するのにも使えそうです。 また、 (あって欲しくはないのですが) 課金トラブルへの対処法にも使えるでしょう。

 

プロモーション コードを貰ったら

プロモーション コードは、 コード単体、 または、 コードを含む URL の形で配布されます。

コード単体を受け取った場合は、 Microsoft アカウントの管理サイトにログインし、 [コードやギフト カードを利用する] のリンク (次の画像) を開いて、 コードを入力します。

20170222_msaccountportal01

URL の場合は、 次のような形式です。

https://account.microsoft.com/billing/redeem?mstoken=XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX

URL を受け取った場合は、 それを開くだけで、 (Microsoft アカウントでのログインは求められますが) 上記の [コードやギフト カードを利用する] のページでコードを入力した状態になります (次の画像)。

20170222_winstorepromotioncode04a

ここで [使用] ボタンをクリックすると、 ストアのダウンロード ページに案内されるという仕掛けです。

QR コードを受け取った場合は、 Windows 10 だけになりますが Windows ストアの 「コードを使う」 で読み取ります (ここでコードを入力することもできます)。

20170223_winstoe_usecode01a

なお、 コードが無効 (有効期限外) の場合、 Web では次の画像のようなエラーが表示されます。

20170221_winstorepromotioncode03a

※ 有効期限外だからって、 「予期しないエラーが発生しました」(Sorry, an unexpected error has occurred.) ってのはなかろ~ (--;
※ コードが間違っている場合は、 「コードが見つかりません」 というエラーメッセージになります。

 

プロモーション コードを発行するには

開発者がプロモーション コードを発行する手順です。

前提条件として、

  • そのアプリがすでにストアで公開されていること

だけが必要です。 公開後ならアップデートの申請中でも構いません。 また、 無償アプリや無償のアドインでも構いません。

プロモーション コードの発行は無料です。

プロモーション コードの発行は、 半年間で 500件に制限されています。

コードの発行手順は、 docs.microsoft の「プロモーション コードを生成する」に従って作業すれば、 だいたい OK です。

ダッシュボードでアプリを選び、 左側のメニューで [収益化] - [プロモーション コード] を開きます (次の画像の赤丸)。 [プロモーション コード] のページでボタン ([注文コード] あるいは [Order codes] といった表示) をクリックすると、 次の画像のようなコード注文ページが開きます。

20170222_winstorepromotioncode01a

① アプリかアドオンを選択
すでにアドオンもストアに公開されている場合は、 ここでアプリかアドオンかを選択します。

② オーダー名
後でダウンロードするタブ区切りファイルのファイル名 (拡張子除く) を指定します。 (拡張子 .tsv が付与される)

※ ここでファイル名に使えない文字を入力しているとオーダーできません。 先週まではバリデーションエラーのメッセージが出なかったので、 サポートも巻き込んで 1週間ほど悩みました。 今はエラーメッセージが出るようになっています。

③④ コードの種類
③は、 1回だけ使えるコードです。 100人に配布するなら、 100個のコードを取得します。
④は、 複数回使えるコードです。 1つのコードで最大 500人まで使用できます。

⑤ 発行するコードの件数を指定
③を選んだ場合は、 コードの個数。
④を選んだ場合は、 1つのコードで繰り返し使える回数 (=人数)。
どちらの場合でも、 半年間で 500件まで発行できます
※ 上の画像では、 すでに 100件発行した後の状態のため、  「up to 400」 と表示されています

⑥ 開始期限
チェックが付いた状態 (既定) では、「すぐ」に有効期限が始まります (実際には 1~2日後)。
チェックを外すと、 開始日時が指定できるようになります。

⑦ 終了期限
チェックが付いた状態 (既定) では、半年後が有効期限の終了になります。
チェックを外すと、 開始日時が指定できるようになります (この画像の状態)。
画面にもあるように時刻は UTC 指定ですから、 日本国内に配布する場合は 9:00 (=日本時間深夜0時) にしておくとよいでしょう。

これで下端の [Order codes] ボタンをクリックすると、 すぐにプロモーション コードが発行されます (次の画像)。

20170221_winstorepromotioncode02
※ docs.microsoft には 「注文の状況が [使用可能] であることを確認します」 云々と書いてありますが、 そんな表示は見当たりません。 すぐにダウンロードできます。

これで .tsv ファイルをダウンロードし、 (コード1つだけならメモ帳とかで、 たくさんなら Excel とかで) 開くと、 プロモーション コードと URL が分かります。

ただし、 実際に有効になるにはしばらく掛かります
今回試したときは 1日半ほど掛かりました。 プロモーション計画を考えるときには、 3~4日くらいは余裕を見て作業しましょう。

プロモーション コードが有効になったかどうかは、 デベロッパーセンターでは分からないみたいです。 上の 「プロモーション コードを貰ったら」 で説明したように URL を開いてみて、 アプリ名が正しく表示されるようになったら大丈夫でしょう。

 

そんなわけで、 βテスター募集です♪

Campaingraphic01a

Capturepc20170210_01

プロモーション コード URL:
https://account.microsoft.com/billing/redeem?mstoken=3X4KQ-YQ26X-963R7-CHGGW-T27DZ

先着 100名様、 3月14日 (ホワイトデー) までダウンロード可♪

RSS リーダーの一種です。
Windows 10 専用ですけど、 Xamarin.Forms で作っています。

Xamarin_logo_dark_bg_15

20170206_uwp101_02

バグレポ・ご提案などは、 ↓フィードバック Hub からお願いします。

20170223_naveruwp_feedback01a

よろしくお願いします m(_`_)m

※ Windows 8 のリリースは 2012年秋。 このアプリの最初のバージョン (Win8 版) は 2013年 4月にリリースしました。 それからほぼ4年、 まさか公式からストア アプリが出ていないとは思いもよらなかったですよ! f(^^;

|

« 【#UWP】アプリに、 ユーザーからのフィードバック機能を付けよう | トップページ | 【#UWP】 アプリが最初にインストールされた日時を取得する »

プログラミング」カテゴリの記事

* プログラミング ( Metro スタイル )」カテゴリの記事

* プログラミング ( Xamarin )」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【#UWP】プロモーション コードを使ってアプリを宣伝する / βテストする:

« 【#UWP】アプリに、 ユーザーからのフィードバック機能を付けよう | トップページ | 【#UWP】 アプリが最初にインストールされた日時を取得する »