【ユニバーサル Windows アプリ開発】MVA無料講座の紹介 ~「気楽に始めよう!」編 #windev_jp
Microsoft Virtual Academy (MVA) は、無償のオンライン トレーニングを提供している Microsoft のサイトです。 動画コンテンツですが、動画ファイルをダウンロードできるので、いつでもどこでも (通勤電車の中でも!) 受講できます。 また、自分の受講履歴なども確認できるようになっています (受講した量で全国ランキングまで出る!)。
今回はその中から、 Windows ストア アプリ / ユニバーサル Windows アプリの開発をやってみよう、 という人のための講座を紹介しましょう。
気楽に始められるということで、 ほとんどの講座が Visual Studio 2013 を使うものです。
※ Visual Studio 2013 は、無償の Community エディション を利用できます。
※ Windows 10 のユニバーサル Windows アプリ (UWP アプリ) 開発は、 まだちょっとハードルが高くてチャレンジャーになります。 ので、 それはまた別に…
さて、 Windows ストア アプリの作り方は、いろいろあります。
やり方によっては、 iOS / Android とのクロスプラットフォーム開発も、 サクっと出来ちゃいます。 ということで、 4通りの方法でストア アプリ開発に入門する講座を紹介していきます。
- Visual Studio で簡単アプリ開発
Visual Studio 2013、 XAML + C# (コース視聴時間 12分、 喜屋武ちあきインタビュー記事付き) - ノンプログラマーのためのアプリ開発入門 - Windows App Studio 編
Web ブラウザーだけで開発 (11分、 PowerPoint 資料ダウンロード可) - クリスマスに使えるアプリを作ろう! - HTML5 を使った、はじめての iOS & Android アプリ開発
Visual Studio 2013 + Cordova、 HTML5 + JavaScript (61分、 PDF 資料ダウンロード可) - Unityを使用した Windows 用の 2D および 3D ゲーム開発ジャンプスタート
Visual Studio 2013 + Unity、 英語 (日本語字幕付き、 55分、 PowerPoint資料ダウンロード可)
■ Visual Studio で簡単アプリ開発
Visual Studio 2013、 XAML + C#
コース視聴時間 12分、 喜屋武ちあきインタビュー記事付き
⇒ MVA のサイトを見る
Windows ストア アプリ / ユニバーサル Windows アプリの開発方法のうちで最もオーソドックスなのは、 XAML で UI を作り、 コードは C# で書く、 というものでしょう。
C# なら .NET Framework の API も使えます。 クロスプラットフォーム開発のことを考えると、 VB は残念ながら論外となります。
この講座では、 Visual Studio 2013 を使って、 ごく簡単な Windows ストア アプリ開発入門を行います。
その後、 Blend for Visual Studio 2013 という付属ツールを使って、 とあるキャラクターのようなボタンを作成します。 このボタンは、 実際に Windows ストア アプリの画面に配置して使えるものです。
全部で 12分ほどですから、 サクっと入門するには手ごろな講座です。 むしろ、 付録の喜屋武ちあきインタビュー記事を読むほうが時間が掛かるかもしれませんw
あと、 このコースで「なるほど❢」と思ってくれた人は、 Windows 8.1 向けの Windows ストア アプリを勉強していきましょう。 そのスキルは、 ほぼ丸ごと、 Windows 10 のユニバーサル Windows アプリ開発で通用します。
というわけで、 こちらの↓連載記事もどうぞ♪
@IT: Windowsストア・アプリ開発入門
■ ノンプログラマーのためのアプリ開発入門 - Windows App Studio 編
Web ブラウザーだけで開発
11分、 PowerPoint 資料ダウンロード可
⇒ MVA のサイトを見る
Windows ストア アプリ / ユニバーサル Windows アプリを開発するための RAD ツールがいくつかあります。 主なものは↓こんな感じ。
- Windows App Studio
ターゲット: ユニバーサル Windows アプリ (Windows 10 にも対応開始)
開発環境: Web ブラウザー
参考: @IT 「無償のオンライン型開発環境『Windows App Studio』入門」 - Project Siena
ターゲット: Windows 8.1 PC
開発環境: Windows 8.1 PC
参考: Build Insider 『マイクロソフトがリリースした新たなWindowsストアアプリ開発ツール「Microsoft Project “Siena”」を使ってみた』 - Project Spark
ターゲット: Xbox One / Windows 8.1 PC
開発環境: Xbox One / Windows 8.1 PC
参考: Gamer 『理想のゲームを作るゲーム―Xbox One「Project Spark」でゲームクリエイターになるまでの道のりをプレイレビュー形式で紹介!』
その中から、 このコースでは Windows App Studioの使い方を解説しています。 Web ブラウザーでユニバーサル Windows アプリが簡単に出来上がる様子をご覧ください。
また、 Windows App Studio では、 完成したアプリのソースコードをダウンロードして Visual Studio でさらにカスタマイズすることもできます。 そのあたりも、 最後にちらっと出てきます。
■ クリスマスに使えるアプリを作ろう! - HTML5 を使った、はじめての iOS & Android アプリ開発
Visual Studio 2013 + Cordova、HTML5 + JavaScript
61分、 PDF 資料ダウンロード可
⇒ MVA のサイトを見る
Apache Cordova を Visual Studio 2013 と合わせて使うと、 クロスプラットフォーム開発ができます。 ターゲットにできるのは次の図のとおりで、 Android 2.33 以降 / iOS 6 以降 / Windows 8.1 以降 / Windows Phone 8.1 と多岐に渡ります。
ひとつのソースコードで複数のプラットフォーム用にアプリが作れるのです。 Web アプリが得意な人は、 これを試してみない手はないでしょう。
■ Unityを使用した Windows 用の 2D および 3D ゲーム開発ジャンプスタート
Visual Studio 2013 + Unity
英語 (日本語字幕付き)、 PowerPoint資料ダウンロード可
⇒ MVA のサイトを見る
Unity は、 マルチプラットフォーム対応のゲーム エンジンです。
Visual Studio Tools for Unity を使うと、 2D / 3D のユニバーサル Windows アプリを開発できます (Xbox One 向けにも開発可能ですが、 配信するには契約が必要)。
このコースは、ちょっとした入門に留まらず、 ガッツリとゲーム開発の全てをレクチャーしてくれます ( …ようです。 私はまだ全部見れていませんf(^^; )
全セッションは以下の通り。 英語ですが、 しっかり日本語字幕が付いています。
01: 概要とアーキテクチャ (55分)
02: 2D ゲーム開発 (57分)
03: 2D および 3D アセットの作成 (54分)
04: 3D ゲーム開発 (54分)
05: Windows プラットフォームの構築 (69分)
06: ゲームの最適化 (99分)
07: Unity 内のアプリケーション ライフサイクル管理 (ALM) (54分)
08: マーケティングと収益化 (49分)
09: Prime[31] および Azure モバイル サービス (45分)
10: 最後のしあげの追加 (51分)
■ 最後に ~ Windows 10 へ向けて
Windows 10 向けに作った Windows ストア アプリ (Windows 10 では「ユニバーサル Windows プラットフォーム用アプリ」、略して 「UWP アプリ」 ともいう) は、 複数のデバイスで動きます。
Windows 10 PC / Windows 10 Mobile (Windows フォーン) / Xbox One / IoT / Surface Hub / HoloLens (MS 製ヘッドマウント型コンピューター) などです
⇒ 【Windows 10】全部で 7 エディション!? で、どのアプリがどれで動くのよ?
Windows 10 用の開発環境は現在のところ、 プレビュー版が揃いつつあるところです。 しかしながら、 まだ機能が不完全だったり、 なにより日本語のドキュメントが不足しています。
そこで、 Windows 10 向けにアプリを開発しようと思っている人でも、 まだ Windows 8.1 での開発経験がないのなら、 先にここで紹介したコースなどで 8.1 の開発に慣れておくと良いです。
Windows 8.1 向けの Windows ストア アプリを開発するスキルは、 ほぼそのまま Windows 10 でも役立ちます。
※ 例外は、 Windows 10 で使わなくなる技術ですね。 その最たるものは 「共有プロジェクト」 (シェアド プロジェクト、ユニバーサル プロジェクトなどともいう) です。 Windows 10 でも共有プロジェクトは使えますが、 積極的に使う理由はなくなりました。
Windows 8.1 向けの Windows ストア アプリ開発と Windows 10 向けの違いは、 次の記事もご覧ください。
⇒ @IT: 徹底予習! Windows 10のユニバーサルアプリ開発
それでは、 Windows ストア アプリ開発を楽しみましょう♪
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