Visual Studio/.NET Framework/WinRT のバグレポートを MS Connect に提出する #vs2012 #vs2013
Connect にバグレポを出す
- Microsoft にバグレポを提出するサイト「Connect」を覗いてみる
- Visual Studio/.NET Framework/WinRT のバグレポートを MS Connect に提出する (この記事)
- Visual Studio/.NET Framework/WinRT のバグレポートを Visual Studio から提出して楽をする
さて、Microsoft にバグレポを提出するサイト「Connect」に、Visual Studio 絡みのバグの報告を提出する手順を説明しましょう。
Visual Studio and .NET Framework のフィードバックページでは、最近の Visual Studio / Visual Studio Online / TFS / .NET Framework / Windows Runtime についてのバグレポートや改善提案を受け付けています。
ここにレポートを出すには、Web ページから行う方法と、Visual Studioから行う方法がありますが、今回は前者でやってみます。
ところで、バグレポを書く前に。
前回にその方法を書きましたが、まず検索してみてください。すでに出ているのと同じレポートを提出するのは、出す方にとっても受け取る方にとっても無駄な事です。見つけたレポートに投票してください。
さて、Visual Studio 絡みのバグレポを Web で書くには、「フィードバック フォームの選択」ページからスタートします。
まだサインインしていなければ、サインインしてください。
英語が得意な人は 1つめの [バグを投稿] ボタンで構いませんが、そうでないなら 2つめの [バグを投稿] ボタンを使いましょう。
数日のタイムラグはありますが、日本語のバグレポを英語に翻訳してもらえます。
次のような入力フォームになるので、必要事項を入力していきます。
ここはサポートではなく、バグレポを書いているのだということを忘れずに。
開発者の立場で受け取ったときに嬉しい (少なくとも理解できる) バグレポになるように心掛けましょう。
【タイトル】
どこでどんな不具合が出るのか、できるだけ分かりやすいタイトルにします。
【可視性】
とくに理由がない限り [パブリック] にします。
バグレポに開発中の製品コードを含めざるをえないなど、やむを得ないときだけ [プライベート] にします。
【障害となっている問題点】(Blocking Issue)
報告する不具合のために開発が止まっている (解決しないと先へ進めない) ときにチェックを付けます。
【説明 (最大 5000 文字)】
どこでどんな現象が起きるのか、説明します。
開発環境や実行環境についての特記事項も、ここに。
追加情報として、バグであると判断した理由や、このバグによってどのような影響が出ると考えられるかなどを書くこともあります。
【Visual Studio/Visual Studio Online/Team Foundation Server/.NET Frameworkツール製品名】
ドロップダウンから選択してください。
※ まだ WinRT がありませんが、その場合は VS2012 か VS2013 を選べばよいでしょう。
【このフィードバックで一番該当するカテゴリは何でしょうか?】(What category (if any) best represents this feedback?)
適当なものをドロップダウンから選択してください。省略可。
【再現手順】
この欄は、上の説明欄より大切です。それは一度でもチームでの開発をやったことのある開発者なら、お分かりのはずです。再現できないバグは直しようがありませんよね。
確実に不具合を再現させる手順を記載します。後でソースコードを添付するなら、そのこともここに書いておきます。
レポート (および添付ファイル) だけにもとづいてバグを再現できなければ、「再現不可能」で終わってしまいます。
【製品言語】
ドロップダウンから選択してください。日本語版の Visual Studio なら「Japanese」です。省略可。
【オペレーティング システム】
不具合が発生した OS を、ドロップダウンから選択してください。
【オペレーティング システム言語】
不具合が発生した OS の言語を、ドロップダウンから選択してください。省略可。
【実際の結果】(Actual results)
上の再現手順にしたがって操作した結果を書きます。後で画面キャプチャなどを添付するなら、そのこともここに書いておきます。
再現手順の途中の結果を書くこともあります(その場合は、手順のどこに該当するのかを明確に)。
【期待した結果】(Expected results)
上の再現手順にしたがって操作したときに、こうなるべきだという (架空の) 結果を書きます。
テストケースでいう期待値ですね。あなたが想定している仕様でもあります。
【Locale】
このドロップダウンは [Japan Connect] しか選択できないはずです。
以上を記入し終えたら、右下の [送信] ボタンをクリックしてバグレポを提出します (受け付けたよというメールが飛んできます)。
送信しおわると次の画面になります。
文章を訂正したいときは、右の水色のボタン [この項目を編集する] を使います。
ファイルを添付するには、左の水色のボタン [ファイルの添付] を使います (次の画面)。
できるだけ、再現手順で用いるソースコードを添付してください。あと、文章だけでは伝わりにくい部分のスクリーンショットも。
[Select] ボタンでファイル ダイアログが開きます。その下の [Add] ボタンで、[Select] ボタンの行が増えます。
提出してしばらくすると (数日かかることもありますが) 次のレポートのように英語に翻訳してもらえます
また、先方から逆に質問などがコメント欄に書かれることもあります。
これもしばらくすると日本語に翻訳してもらえるはずです (コメント欄に訳文が投稿されます)。が、頑張って英語を解読して早めに返信した方がよいでしょう。
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