Microsoft にバグレポを提出するサイト「Connect」を覗いてみる
Connect にバグレポを出す
- Microsoft にバグレポを提出するサイト「Connect」を覗いてみる (この記事)
- Visual Studio/.NET Framework/WinRT のバグレポートを MS Connect に提出する
- Visual Studio/.NET Framework/WinRT のバグレポートを Visual Studio から提出して楽をする
Microsoft の Web サイトには、製品のバグレポートや要望を受け付ける「Connect」というサイトがあります。
上の画像の「Connect について」には、次のように書いてあります。
この Web サイトでは、次のようなことができます。
- このコミュニティでフィードバックを募集中のマイクロソフト製品を調べる
- マイクロソフト製品チームが実施しているフィードバック プログラムに参加する
- ベータ版製品をダウンロードしてテストする
- 今後リリースされるマイクロソフト製品に関するバグ報告や提案を送る
- 他のユーザーによるフィードバックに対して投票、コメントの書き込み、または検証を行う
すべての製品について受け付けているわけではないです。中には、Microsoft から招待された人だけというものも。どの製品でレポートを受け付けているかは、製品ディレクトリのページに載っています。 ここで「対象者」の欄が [公開] となっているものが、誰でも参加できるフィードバックです。
その中で、Visual Studio and .NET Framework のページを見てみましょう。
ここでは、最近の Visual Studio / Visual Studio Online / TFS / .NET Framework / それとサイトに書いてないですが Windows Runtime についてのバグレポートや改善提案を受け付けています (旧バージョンだと受け付けてくれません。現在は VS2012 と VS2013)。
すごい数がありますから、全部見るなんてとてもできません。
興味のあることや、不具合らしき状況に遭遇して困っていることを検索してみましょう。
例として「OpenReadAsync」という API を検索してみます。
すると次のような検索結果が出てきます。
それぞれのタイトルの右側に、そのレポートの処理状況が表示されています。
- アクティブ - 処理中
- 終了 解決策:修正済み(Fixed) - パッチの提供か次のバージョンで修正する または 提案を受け入れて改良する
- 終了 解決策:再現不可能(Not Reproducible) - 現象を再現できない
- 終了 解決策:設計による(By Design) - 不具合ではなく仕様である
- 終了 解決策:修正しない(Won't Fix) - 軽微な不具合なので修正しない または その提案は受け入れない
- 終了 解決策:重複(Duplicate) - 既存のレポートと重複する内容
- 終了 解決策:外部(External) - 不具合箇所は担当外 (該当部署に廻したが、そこでのステータスはこの DB に反映されない)
検索結果からひとつ選んで、見てみましょう。
説明があり、その下の [詳細] ボタンをクリックすると、再現手順や言語やバージョンなども記載されています。
一番下にはコメント欄があり、そこには MS からの報告や質問、あるいは提出者からのさらなる情報や回答などが書かれています。
コメントのタブの横には、回避策と添付ファイルのタブがあります。不具合に困っていたら、なにか回避策が書かれていないかチェックしましょう。
上の画像は、サインインしていない状態です。
画面の右上にある [サインイン] リンク (赤丸内) を使うと、Microsoft アカウントでサインインできて、次の画像のように変わります。
サインインすると、いわゆる「投票」ができたり、コメントを書いたりできます。
よく「Connect で投票」といっているのは、赤丸を付けてある緑の△のところです (上の画像は投票済みで、反転している) 。
緑の△ は、「この不具合 (または提案) は製品にとって重要である (と、私は思う)」という意味です。まぁ、Facebook の [いいね!] ボタンみたいなものです。
その下の赤い▽は逆の意味になります。「こんなレポートに関わってるのは Microsoft にとって無駄だ (と、私は思う)」という意味です。
また、同じ不具合を経験しているなら「x人のユーザーがこのバグを再現できます」の右にある [私もです] のリンクをクリックしましょう。
これら投票と [私もです] の数は、トリアージの際に参考にされるようです。
それと、回避策を編み出したり気付いたりした人は、ぜひ回避策を記入してください。 バグレポを見に来た大勢の人の助けになります。
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