無償で使える F# の環境を作ってみよう
新年あけましておめでとうございます (って、 もう8日だけど f(^^; )
本の原稿が 1月 3日にようやく上がりまして、 ちょっとずつ以前の生活にもどりつつあります。 まだ細かい直しがあるはずだけど。 まぁ、 本の話は正式に出版が決まったら、 またするとして。
今年の最初のネタは、 昨夏に公開されてからずっと気になってた、 無償で使える F#。 しかし F# そのものは無償でも、 IDE は有償の Visual Studio しかサポートしていない。 以前から、 Visual Studio Shell を使えば OK って話はあるけど、 やってみないことにはね。
てことで、 まずはダウンロード。
- Microsoft Visual Studio 2010 Shell (Integrated) 再頒布可能パッケージ
- Microsoft F#, November 2010 Community Technology Preview
インストールは上の順番で。
終わると、 右のようにスタートメニューに両方とも表示されます。 上の F# CTP から起動できるのは 「インタラクティブ モード」 で、 コマンドラインから直接 F# を実行できる環境。 普通にコンパイルして実行するには、 下の Visual Studio 2010 のほうを使います。 スタートメニューのタイトルからは、 これがシェルだけなのか有償製品なのか分かりませんね。
それでは Visual Studio Shell を起動してみます。 なぜかスタートページの表示のところでエラーが出てあせりましたが、 ちゃんと F# が動きました。
新しいプロジェクトを作成するダイアログを開いてみると、 F# だけ。 ちょっと寂しい f(^^;
無事に F# でコードを書いて、 コンパイルして実行することができました。
ただし、 ジェネリックと型推論を使いまくる F# は、 ATOM なネットブックには重いです。 それなりのマシンパワーはあったほうがいいです。
それと、 ひとつ気になってたのは、 MSDN の Visual Studio Shell のページに、 次のように書いてあったこと。
NOTE
The Visual Studio shell integrated mode can be installed together with all editions of Visual Studio except the Express editions.
( いいかげん訳: シェルは他のエディションの Visual Studio と一緒にインストールできるよ、 ただし Express Edition は除くけどね! )
今回、 C# Express とかが死んでもいいや、 って腹を括って入れてみたわけだけど…
ご覧のとおり、 無事に C# Express Edition も立ち上がって動いております。 手前の画面は Visual Studio Shell で、 F# のコード (NUnit 用のユニットテストだったりする f(^^; ) が見えています。 奥の画面が C# Express で、 F# で作ったバイナリに参照設定を掛けて F# のメソッド呼び出しをやったりしています (そのコードは見えないけど f(^^; )。
副作用の無い F# の清浄なる世界へ、 どうぞあなたも。
| 固定リンク
« う~む… .NET Framework 4 になっても、 IE を操作するのはめんどくさいままなのか! | トップページ | [わんくま名古屋] 第16回は 1月 15日 - TDD 道場でも F# やるよ~ »
「プログラミング」カテゴリの記事
- 【.NET / Win8.1 ストアアプリ】 HttpClient で TLS 1.1 / 1.2 に対応するには(2018.06.17)
- 【VS2017 15.7pv2】 XAML のランタイム ツールに 「ヒートマップ」 が増えた(2018.03.28)
- 【.NET Core】 プロジェクトを作ると 「project.assets.json が見つかりません」 エラー(2018.02.10)
- 【#UWP】 ビットマップの表示色を変える (Win2D.uwp 経由で Direct2D を使う)(2017.08.23)
- 【#UWP】 CompactOverlay モード: Picture in Picture というか、「最前面に表示」するウィンドウを作る(2017.08.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント