[.NET] TFS 2010 beta2 日本語版 ~ クライアント OS へのインストールと構成 (その2 : 詳細構成ウィザードの実行)
Team Foundation Server 2010 beta2 日本語版が Nanami ちゃん ( Windows7@EeePC1000H ) にインストールできて、 構成ウィザードが立ち上がったので。 いよいよ、 「詳細構成ウィザード」 を使って、 TFS の設定をしてみます。
といっても、 これまた難しいところはありません。 ウィザードにしたがって、 使用するデータベースの指定 ( TFS インストール前に SQL Server が入っていなかったら、 SQL Server Express Edition がインストールされています。 ) や、TFS Web Access に使う url やアカウント、 チームプロジェクト コレクションの名前などを順番に指定していきます。
ひととおり設定が済むと、 ウィザードはレビュー画面を表示してくれます。
ここで見直してミスに気付いたら、 その設定画面に戻って修正できます。
上のレビュー画面を見て気付かれたかと思いますが、 クライアント OS に入れたときは、 「SharePoint Web アプリケーション」 ( チームポータル ) や 「レポート」 に関する設定がありません。 ここまでのウィザード画面にも、 それらの設定は出てきません。
このマシン上で SharePoint と SQL Sever Report Service が動いていないため、 それらの機能は使えないのです。 つまりこれが 「TFS Basic」 なわけですね。
チームポータルなどの設定項目が出てこないのは、 設定時に迷わなくて済みますが、 反面、 フル機能の TFS にはどんなことができるのかは設定画面からは分からないということになります。
ウィザードを次へ進めます…
すると、 すぐに構成処理が始まるかというと、 そうではなくて、 「準備チェック」 が実行されます。 設定どおりに構成処理を実行しても問題が無いか、 チェックしてくれるようです。
まだ IIS を入れていなかったので、 上のキャプチャにあるように 2点チェックされました。
情報
"[アプリケーション層] Service will be installed for you: IIS"情報
"[アプリケーション層] Windows Authentication has not been configured in Internet Infomation Services (IIS). If you continue, it will be configured for you."
・ IIS を入れるよ!
・ IIS に Windows 認証の設定がされてないから、 それをやっちゃうよ!
ということですね。 ( 製品版では翻訳されると思います。 …たぶん f(^^; )
「情報」 レベルのチェックは無視して良いわけですが、 このように自動的にインストールしたり設定を変えたりしますので、 読んでおきましょう。
先へ進めるとマズい場合は、 「情報」 ではなくて 「警告」 や 「エラー」 として報告されると思いますので、 設定を変えるか、 前提条件を満たすように環境を修正することになるでしょう。
なお、 準備チェックが完了した段階でも、 前へ戻って設定を変更することができます。
また、 ここでうっかり [次へ] をクリックしてしまって構成処理が実行されてしまうことのないように、 [次へ] ボタンは無効になっています。
[構成] ボタンをクリックすると、 構成処理が実行されます。 処理が終わるまで、 途中で止めることはできません。
構成処理が完了したら、 [次へ] 進めると完了画面になり、 処理結果が表示されます。
ここでは、 「正常に完了」 したことと、 「ファイアウォール例外がポート 8080 に追加されました」 という設定を修正したことが報告されています。
この状態 ( 完了画面で、 まだ [閉じる] をクリックしていない状態 ) で、 構成された TFS はすでに動いています。 ちなみに、 TFS のインストール開始からここまで、 一度もリブートしていません。
ブラウザから、 Team Web Access ( 完了画面に表示された "Web Access" の url にアクセス ) を表示したところ。
VS2010 Ultimate には、 TFS クライアント機能が含まれているので、 チームエクスプローラーからいきなり TFS に接続しに行くことができます。
まだ TFS 内にひとつもプロジェクトを作っていないので、 どちらも寂しい画面ですが、 TFS が動作していることはわかりますね。
ところで、 TFS 2008 までは管理もやっかいでしたが、 TFS 2010 では 「Team Foudatioin 管理コンソール」 ( Team Foundation Server Administration Console ) ツールで一括して行えるようになりました。
管理コンソールを開いたところ。
beta2 の期限は 2010/6/30 までのようです。
左のペインで 「アプリケーション層」 を選んだところ。
Basic インストールでも、 「電子メール通知」 機能は使えるようです。 ありがたや。 ( これが無いと、 自動ビルドの威力が半減なので f(^^; )
ちなみに、 SharePoint 付きの環境に入れたときのこの画面は、 新日々此何有哉が載せてくれてます。 「SharePoint Web アプリケーション」 の項目が増えてますね、 チームポータルの管理もここでできるのかな? ( 続く )
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