[.NET] 読み仮名取得コントロールと、 Excel との違い ~ International Feature Pack 2.0 Beta
International Feature Pack 2.0 Beta に含まれる読み仮名コントロールは、 WPF 用も WinForm 用も ( まだ試していませんが、 おそらく ASP.NET 用のも )、 IME 経由でのユーザーからのキー入力 ( 正確には、 ローマ字入力の場合はカナに変換した結果 ) を拾っているようです。
これは Excel の PHONETIC ( ふりがな ) 関数とは、 異なっています。 Excel では、 ( おそらく ) IME の辞書を使って逆引きした結果を出しています。
そして、 お客さんの要望は、 多くの場合、 「Excel の動きと同じにしてよ」 なのです。
以下、 Excel の PHONETIC 関数の、 動作例を載せておきます。
Excel は 2002 ( 10.6823.6825 )、 IME は IME スタンダード 2002 ( 8.1.4202.0 ) です。 かなり昔から、 Excel はこういう動作をしていて、 お客さんはそれに慣れ親しんでいるのです。
【入力】 「百鬼」 ( キー入力は 「hyakuoni」 ) と入力、
フリガナは 「ヒャッキ」 と表示される。
※ このようにキー入力とフリガナが一致しないことも多い。
※※ 読み仮名取得コントロールでは 「ヒャクオニ」 になる。
【挿入】 途中に 「目」 ( キー入力は 「me」 ) を挿入。 文字列は 「百目鬼」 になり、
フリガナは 「ドウメキ」 と表示される。
※ もちろん、 最初から 「百目鬼」 ( キー入力は 「doumeki」 ) と入力しても同じになる。
※※ 読み仮名取得コントロールでは 「ヒャクオニメ」 になる。
【削除】 末尾の 「鬼」 を Backspace キーで削除。 文字列は 「百目」 になり、
フリガナは 「ヒャクメ」 に変わる。
※※ 読み仮名取得コントロールでは 「ヒャクオニメ」 のまま。
念のため。 どちらの手法が優れているとかでは、 ありません。 お客さんの要望は、 Excel のやりかたの方だよ、 ということです。
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