« Microsoft の Midori は、 .NET Framework 上に構築された OS になる? | トップページ | オブジェクト指向プログラムを書く力を養成する課題 »

2008年8月 4日 (月)

甚さんの設計分析大特訓

@IT に MONOist なんていうジャンルが出来てたんですね。

そのなかで、 「甚さんの設計分析大特訓」 っていう連載記事は、 ソフトウェア開発をやってる人 ( いわゆる SE から、 いわゆるプログラマーまで ) にも読んで欲しいなぁと思いました。

それにしても…

これは昔からあった現象ですが、 3次元 CAD が急激に導入された 「3次元 CAD 元年」 と呼ばれる 2001年ごろから急加速したのです。 このころ設計された家電や自動車に “設計品質が原因のトラブル” が集中しています。

ぅ~ん、 連載第1回で言われるこの 「設計 5N」、 たしかに昔から言われてたけど。
私がキカイの設計に携わっていたのは 1994年まで。 もうみんな図面は 2D CAD で描くのがあたりまえになってて、 私を含め一部の設計者は 3D CAD で形状を創るようになってました。 そのころから、 「一度は手描きでレイアウトを取る訓練しないと、 お絵かきしかできなくなるんじゃ」 とか、 「手で断面形状を描かせて強度計算する訓練をしておかないと、 CAD が出してくる数字を変だとも思わない」 とか、 言われてました。

それが、 この記事を読むと、 今世紀に入って悪化する一方のようですね。 私がソフト業界に移ってきて驚いたことの一つは、 この現象がはるかに進行してるようにみえたことだったんですが…
ソフト業界の悪いところを、 製造業がマネしなくてもいいのに。 (;;

|

« Microsoft の Midori は、 .NET Framework 上に構築された OS になる? | トップページ | オブジェクト指向プログラムを書く力を養成する課題 »

プログラミング」カテゴリの記事

コメント

エンジニアリングの問題と言うよりは、ほとんどエンジニアリング・マネジメントの問題ですよね、このあたりって。。。

>今世紀に入って悪化する一方のようですね

技術や状況の変化が激しければ激しいほど、管理者その他はついていけないので、この手の問題が多くなりますよね。紙図面と2次元CADはパラダイムの差がほとんどないので、30年前の設計者なおえらいさんでも2次元の勘所はわかったりしますけど、3次元CADの場合、現場リーダークラスですら使ったこと無い人だらけだったりしますし。

投稿: あきひろ | 2008年8月 5日 (火) 12時50分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 甚さんの設計分析大特訓:

« Microsoft の Midori は、 .NET Framework 上に構築された OS になる? | トップページ | オブジェクト指向プログラムを書く力を養成する課題 »