ケント・ベックという人

TDD だ、 テストファーストだと、 わんくま勉強会とかで喋ってますが、 ふと気がついた。 そーいや、 ケント・ベック氏 ( Kent Beck ) のことを語っていなかったなぁ、 と。

ので、 とりあえず、 記憶から引っ張り出せたことをメモ。 f(^^;

・ たしかクライスラーだったと思うけど、 そこの破綻しかかったプロジェクトを立て直した時の経験から、 XP ( eXtreme Programing ) 手法を提唱。

・ XP の真髄は、 「 とにかくコーディングが好きだ!! 」 ということ。
なので、 どうやったら仕様書を書かずに済むか、 とか、 つまらないテストはコーディング作業に取りこんでしまえ、 とか。

・ XP のプラクティスの一つとして、 テストファースト技法を提唱。 そのためのツールとして、 JUnit を開発。

・ マーチンファウラー氏のリファクタリングを取り入れて、 テストファーストを TDD へと進化。

・ XP や TDD の本を何冊か執筆。 あちこちに寄稿することもあり。
※ 最近、 「Visual Studio Team System アジリティ(俊敏性) 向上のためのツール ～ ホワイトペーパー」 なんてのが翻訳されて、 ちょっとびっくり。

まぁ、 そんな人です。
なので、 テストファースト技法の本でお勧めを尋ねられたりした時に、 ケント・ベックの著作を紹介したくなるのですが… いかんせん、 文章が上手くない。 文体がどうこうというより、 説明のしかたが上手くない。 ので、 理解するのにかなり苦労します。 自分で手を動かしてみないと、 ピンとこない。 そんな感じです。 たぶん、 翻訳のせいではないと思う。

そんなわけで、 本の紹介とかはあまりしないのですが、 TDD やら xUnit やらの恩恵を受けている人は、 年に一回は東方を拝んでおきましょう。 f(^^;

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