[NEWS] 再生医療、 一気に実用化の道が見えた!?
らばQ より。
2008年05月02日 10:42
驚きの最新治療 ─ パウダーをつけただけで切断した指が完全に生える切断して消失した男性の指が、爪や神経、さらには指紋まで再生して生えてきたというニュースです。
「2日目につけたときには、すでに元に戻り始めていることに気づきました。毎日少しずつ伸びて完全に元に戻ったのです。大体完全に戻るまでに4週間かかりました。」
現在彼は完全に、指の感覚があり動くそうです。
さていったいこの魔法の粉はいったいどういうものなのでしょう?
この「ピクシー・ダスト」はピッツバーグ大学の研究室から来たもので、そこでは細胞外マトリックス(エキストラ・セルラー・マトリックス)と呼んでいます。
この分野の第一人者であるスティーブ・ベイディラック博士は、過去数年に渡り、豚の膀胱の層になった部分の細胞をこすり落としているそうです。残りの細胞組織は酸に漬けて、その後乾燥させるそうです。
ぇえっ!? これが本当なら、 一気に再生医療が実用化しそうだし。
iPS細胞 (新型万能細胞) から組織を成長させて移植する、 という方向の研究は目的を見失いかねんし。
これはすごいことですよ。
追いかけてみると、 このニュースは、 米国 CBS で今年の 2月に報じられていました。
そのニュースを認め、 さらに補足する形で、 当のピッツバーグ大学の施設からニュースリリースが出ています。
Growing Miracles: McGowan Institute for Regenerative Medicine Featured on CBS Evening News
指の再生に成功したという話は、 非常に信憑性が高いとみていいと思います。
ちなみに、 実際に指の再生を行ったのは、 2005年のことだといいます。
さらに CBS は、 3月に続報を出しています。 ( この Web ページに、 動画があります。 )
なお、 この研究には米国防総省の国防高等研究計画庁 (DARPA) からも資金がでているようです。
この補助金のニュースの中に、 示唆に富んだ言葉がありました。
「この地球上には、 損傷した組織を再生できる生物のほうが、 できない生物よりもたくさんいる。 人は自分の視点から、 自分たちは支配者だ、 すべてを知っていると思いがちだ。 しかし、 それは違う。 われわれは失った生体組織を再生する能力を、 副次的なものとして失ってしまった種に属しているのだ」 と、 Georg -Simon 氏は話す。
ところで、 気になるのは。 これで再生した組織の 「年齢」 は、 どうなってるんでしょうね?
ひょっとして若返りにもなってたりする? f(^^;
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