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2008年4月 3日 (木)

チーム開発ツールを使った場合の日常

拝啓、サカモトと申します。」 経由。

@IT Special - Visual Studio 2008快適活用ガイド 第2回

開発者が理解しやすいように、 ありがちな機能紹介ではなく、 「開発者の1日の作業の流れ」を追いながら、 VSTS と TFS によってチーム開発がどう改善されるのかを説明していく。

ぅん、 ぅん、 こういう記事がいっぱい出るといいなぁ。 (^^;

さかもと画伯氏曰く、 「結構なお値段しますよねー」。
ですます。 でも、 ようは VSTS を入れるかどうかですね。 TFS 自体は、 ( チームメンバ分の VSTS に比べれば ) 安いもんですから。 f(^^;

また、 たしかに労力も掛ります。 とくに立ち上げ時に。
数人×数ヶ月といった程度のプロジェクトでは、 ちょっと見合わないかもしれないですね。

# 今やってるプロジェクトは、 十数人×十数ヶ月ってサイズだもんで、 なんとか入れてもらえましたです。 f(^^;

以下、 記事の中身にちょっとツッコミ。

一覧 (の [作業項目の種類] 列) を見ると、 自分の担当作業項目として、 複数の通常の 「タスク」 (=作業) に加え、 「バグ」 対応が 1件あることが分かる。

…というところの画面キャプチャ。 ちょうどそのバグが表示されてますが…
マテ、 トリアージが空欄のままですぞ~。
つまり、 直すべきかどうか、 直すとしたらそれはコードか仕様書か、 その優先順位はどのくらいか… といった判定が、 まだなされていない、 って状態です。
ひょっとしたらバグじゃなくて、 テストのミスなのかもしれんし。

そんな状態で、 勝手に 「バグ修正」 を始めちゃダメですよ~ f(^^;

開発中のソリューションをIDEで開き、 該当個所のバグ除去作業を開始。 ソース・コードの編集を開始する

バグの修正は11時には終わった。 だが、 ソース・コードの編集を完了する前に、 このコードが正しく動作するのか検証しておかなければならない。

マテマテ、 TFS でチーム・プロジェクトを作ったときに、 MSF Agile と MSF CMMI のどっちのプロセスを選んだか知らないけど ( 画面に表示されてる項目を見ると、 たぶん MSF Agile )、 どっちにしても、 バグ修正の手順としては間違ってるぞ~ f(^^;

1. 関係してる範囲内のテストを、 全部実行して、 問題無いことを確認しておく。
2. バグを再現できるテストを書く( または、 そのようにテストを修正する。 )
3. テストに通るように、 ソース・コードを直す
4. さきほど 2. で用意したテストを実行する。
    パスしたら 5. へ。 パスしなかったら 3. ( または 2. ) に戻る。
5. コードカバレッジとコード分析をチェックする。 必要ならソース・コードを修正し、 4. に戻る。
6. ソース・コードにリファクタリングすべきところはないか、 チェックする。 あったらリファクタリングし、 4. に戻る。
7. 以上で、 バグ修正は終わったので、 エンバグしてないかチェックする。 ( 1. で確認したテストを、 もう一度全部実行する。 )

VSTS では、 チェックインのついでに 「作業項目の完了(=解決)」 を指定できる。 つまり、 この機能によって、 口頭でチーム・リーダーに作業完了報告するという手順を省略できるのだ。

ここはチームごとの運用になりますが、 作業項目一覧で次の担当者を指定しちゃうこともあります。 今はバグを修正したのですから、 次はテスタが確認テストを行う番です。 なので、 担当者を自分からテスト担当者 ( あるいは、 テストリーダかも ) に変えます。

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コメント

Team Foudation Server をひとりで占有とは… これぞワンマン・チーム? (違w

UI だと手動単体テストが避けられないし、 通信とか相手に合わせなきゃいけないものだとユニットテストを作りにくかったり流しにくかったり…
VSTS には手動テストもありますしね。 ( って、 めんどくせーw )

投稿: biac | 2008年4月 4日 (金) 08時49分

おいらひとりでTFS使ってますがなにか(笑)。

でも私が作るものって、単体テストできにくいものばかりなんです…。

投稿: kkamegawa | 2008年4月 4日 (金) 01時26分

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