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2008年2月28日 (木)

太陽系に 「惑星X」 の可能性

ぉお! 10番惑星!!
…と思ってしまったのは、 冥王星が 9番惑星だったことを忘れられない年寄りの証拠w

asahi.com: 太陽系に「惑星X」の可能性 神戸大など計算 - サイエンス
2008年02月28日10時01分

惑星Xが帯の外側にあった小天体をはじきとばし、 重力で軌道をゆがめていると仮定。 コンピューターで数値計算した結果、 太陽から20天文単位ほど離れたところで生まれた惑星Xが、 太陽系形成初期の約1億年で80~175天文単位離れた軌道上に移動したと考えると、 つじつまが合ったという。

計算では、 惑星Xの大きさは直径が1万~1万6000キロで、 約1万2800キロの地球とほぼ同じ。 氷状のメタン、 アンモニア、 水などと岩石からなり、 地球の3~7割の質量(重さ)を持つ。 太陽に最も近づくと14.8~17.3等星と冥王星なみの明るさになるとみている。

なるほどねぇ。

ところで、 ニュースと言えば 5W 1H。 この神戸大からの発表は、 いつあったのかな?
asahi.com の記事には書いてないようです。

内容が一番詳しそうな AstroArts にも、 公表日は書いてありません。

太陽系外縁部に未知の惑星の存在を予測
【2008年2月28日 神戸大学 大学院理学研究科】

いや、 うっかり読むと、 2月 28日、 つまり、 今日発表されたと思ってしまうかもしれませんね。
# AstroArts の記事には、 軌道傾斜角の推定値とかも載ってます。

毎日には書いてありました。

未知の惑星: 太陽系の果てに存在の可能性 理論的に予測 - 毎日jp(毎日新聞)

太陽系の果てに、 これまで発見されていなかった未知の惑星が存在する可能性があるとの研究結果を、 神戸大の向井正教授(地球惑星科学)の研究チームが27日、 発表した。

2月 27日、 昨日である、 と。

ところが、 sorae.jp の記事だと…

神戸大学大学院理学研究科のパトリック・リカフィカ(Patryk Lykawka)博士研究員と向井正教授は2月18日、 海王星より外側に、 地球サイズの未知の天体が存在する可能性が高いという理論予測を発表した。

…と、 2月 18日になっています。

神戸大の地球惑星科学科ニュースには、 日付は書いてありませんが、 A 要素に 2008.2.18 とありました。
http://www.planet.sci.kobe-u.ac.jp/news/news.html#2008.2.18 で、 このニュースが出てくるはずです。

ということで、 2月 18日に Web サイトで公表 ( …で、 ほとんどニュースにならない (;; )、 その後、 2月 27日に記者会見をやった、 というような経緯かな? f(^^;

ところが、 ところが。
これが海外向けとなると…

ほぼ同じ内容と思われる文書が、 2007/12/13 に。

An Outer Planet Beyond Pluto and Origin of the Trans-Neptunian Belt Architecture
Authors: Patryk Sofia Lykawka, Tadashi Mukai
(Submitted on 13 Dec 2007)

ニュース記事も、 たとえば 1/12 とかに。

The mystery of Planet X
12 januari 2008

つまり、 内外格差 (?) が 1 ~ 2ヵ月あるわけですね… orz
これは、 神戸大に限らず、 科学技術ネタではよくあることのような気がします。

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