必要工数 = 画面数 × 1.55
ちょっと古いネタですが…
@IT: 最適な工期は 「投入人月の立方根の 2.4倍」、 JUAS が調査 ( 2007/07/05 )
日本情報システム・ユーザー協会 (JUAS) は 7月5日、 ユーザー企業 102社の 357プロジェクトを調査した 「ソフトウェアメトリックス調査 2007」 を発表した。
標準開発工期は 「投入人月の立方根の 2.4倍」
COCOMO の 「投入人月の立方根の 2.5倍」 と、 ほぼ同じですね。
「(短縮率が) 30%以上の短い期間での開発は無謀である」
70% 限界ってのも、 COCOMO を初めとして、 すでにいろんなところで言われてきたことです。
ここまでの話は、 欧米と日本で、 そんなに違いは無いということでしょう。
調査から導き出されたのは 「必要工数 = 0.1×ファイル数 + 1.3×画面数 + 0.3×バッチ数」 という数式。 その中でも工数と最も高い相関を示すのは画面数で、 「必要工数 = 画面数 × 1.55」 との数式も示された。
これは珍しいというか、 貴重なデータでしょう。
# あり…? 帳票数を含めた式もなかったっけ?
→ ( 2007/09/07 追記 ) A.R.N [日記] によれば、 「総開発工数(人月) = 0.9×画面数 + 1.57×帳票数 + 0.10×ファイル数 + 0.26×バッチ数」、 あるいは 「総開発工数(人月) =1.28×画面数 + 0.10×ファイル数 + 0.29×バッチ数」 だそうです。
日本以外では、 FP を出してから工数を算出するやり方のほうが、 大勢を占めていると思います。
日本でも、 画面数を主にして工数を見積もるってのは、 業務アプリの世界だけなんじゃないかしらん? f(^^;
でも、 業務アプリケーションの見積もりだと、 画面数で大体当たるってのも、 これまた事実だったり。
実際、 今やってるプロジェクトの数字を上の式に当てはめてみると、 FP から推算した工数とほぼ一致しました。 f(^^;
# でも、 この式をおおっぴらに使うのは避けたいなぁ。
# 追加機能を既存の画面に押し込めるという仕様変更を、 客先からたくさん戴くハメになりそう…
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