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2003年12月の2件の記事

2003年12月21日 (日)

[NEWS] 弥生時代、始まりは紀元前10世紀

http://www.asahi.com/culture/update/1220/008.html (リンク切れ)
> 弥生時代、始まりは紀元前10世紀 歴史民俗博物館発表

 弥生時代が北部九州で幕を開けたのは紀元前10世紀、四国や近畿などでも従来考えられていたよりも早く弥生文化が広がっていたことを裏付けるデータが得られたと国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)が20日、発表した。加速器質量分析法(AMS)を用い、弥生の始まりが従来より500年さかのぼる可能性が強いと5月に発表した新説を検証したものだ。

 発表によると、北部九州での始まりは、先行する縄文土器や、同じ時期と考えられる韓国の土器の測定から裏付けられた。四国では前810~前600年ごろ。近畿ではデータにばらつきが大きく絞り込めなかったが、四国と同様、北部九州に遅れて始まったと見られる。

 開始期は地域によって違いがあったのに対し、弥生中期への移行は、九州、中国、近畿とも前4世紀ごろでほぼ同じだった。同館の春成秀爾教授は「土器型式の順序や、韓国の土器の年代測定結果とも矛盾はなく、新しい説はより確実になった」と話している。

(12/20 21:56)

検証の結果、やはり間違いなさそうだ、という発表ですね。
これはすごいことです。
※ ちなみに、 5月の発表に関する記事はこちら。 → 稲作伝来、 500年早まる 国立歴史民俗博物館が発表

九州北部と大陸・半島の年表は、 歴史民俗博物館の説ではこうなります。
http://www.rekihaku.ac.jp/kenkyuu/0725/nenpyou.html
> 弥生時代の開始年代- AMS年代測定法の現状と可能性

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2003年12月 2日 (火)

[メモ] 14C資料@名古屋大学年代測定総合研究センター

http://www.nendai.nagoya-u.ac.jp/ja/graph.html
> 年代測定総合研究センターのパンフレット ( PDF形式 )
> P.11 土器付着炭化物の 14C 年代測定による土器の編年
/*
この土器付着炭化物の 14C年代 12,680 ~ 13,780 [BP] は,14C年代-暦年代較正曲線を用いて, 実際の年代に換算すると 15,320 ~ 16,540 [cal BP] と得られます。
*/

※ cal BP: calibrated calendar years before present
較正済みの、 現在 (1950年) から遡った年。

 

初出: 2003年12月2日
http://akari.kabe.co.jp/magsite/Content.modf?id=20031202130250

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