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2008年9月 2日 (火)

詳説日本史研究 改訂版

池田信夫 blog より。

変わる日本史の常識

受験勉強のころお世話になった参考書が、 10年ぶりに改訂された。 いろいろ話題になっているが、 古代史がかなり大幅に書き換えられている:

へぇ~。 少しずつは変わってきてるんですね。

世界最大の墓の実態は、 仁徳天皇の陵なのかどうか分からない、 とか。 645年の  「大化の改新」 は存在しなかった、 とか。
何十年前の話だよ、 と思わなくもないですが。 それでも、 学習参考書にそう書かれた、 ってのは一歩前進かと。

しかし、 逆にヘンな記述が増えた部分もあるようで。

・ 「魏志倭人伝」 は存在しない: 三国志の一書である魏書に 「倭人の条」 があるだけで、 「倭人伝」 という書物はない。 その内容も後代になって書かれた伝聞や推測で、 信頼性は低い。

Wajinden01a 『「倭人伝」 という書物はない』 というのは、 そのとおり。
※ しかし、 見出しに 「倭人伝」 と書いてある版本は現存しています

そして、 問題はココ → 『後代になって書かれた』

三国志は、 魏 ( A.D. 220~265 ) を中心とした時代のことを、 魏王朝から禅譲された西晋王朝の命によって、 陳寿 ( A.D. 233~297 ) が編纂した歴史書です。
陳寿は、 魏の時代にも生きていたんです。 さらに、 魏王朝の持っていた歴史資料を正当に受け継いだ、 西晋王朝の資料を使って史書を編纂したはずです。
昭和の歴史を、 昭和生まれの歴史学者が平成に書いたようなものなのに、 それを 「後代になって書かれた」 から 「信頼性は低い」 と言うのでは…
後漢 ( A.D. 25~220 ) のことを、 5世紀になってから范曄 ( A.D. 398~446 ) が編纂した後漢書などは、 まったく信頼するに足りないもの、 とでも言うのでしょうかね。

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前の記事で、 池田信夫 blog によれば、 詳説日本史研究 改訂版 に 『「倭人伝」 という書物はない。 その内容も後代になって書かれた伝聞や推測で、 信頼性は低い。』 と書かれている、 と紹介しました。が、 これは誤りでした。 ようやく 詳説日本史研究 改訂版 を入手出来たので、 該当する記述を探してみました。 「... [続きを読む]

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