« [ゲゲゲの鬼太郎 第30話] 赤叉はやっぱり敵らしい f(^^; | トップページ | Microsoft SharedView beta2 出ました »

2007年10月29日 (月)

[萌ゆる神の国!] 邪馬台国はどこ?

江戸時代の学者・松下見林が生み出した、邪馬壱国ならぬ 「三国志の邪馬台国」 などという、 実際の史書に書かれてもいない存在は、 見つからなくてあたりまえだという気がしますが f(^^;

( p.18 ) 前述の 「漢倭奴国王」 の金印は見つかりましたが、 この 「親魏倭王」 の金印はいまだ見つかっていません。 それで、 邪馬台国はどこにあったか、 という論争になっているわけです。

ここは間違っているわけじゃありませんが、 ひとつ突っ込みを。

「親魏倭王」 の金印が見つかれば、 邪馬台国はどこにあったかという論争は、 はたして終わるのでしょうか? f(^^;

漢委奴国王の金印については、 こんな論争がありました。 というか、 あります。
・大和へ持ってくる途中で、志賀島に落とした説
・大和へ持ってくる途中で、「奴」という卑字に気付き、 志賀島に捨てた説
・大和 (倭国) の支配領域である筑紫の奴国へ贈られたもの説
・金印偽物説

※ 偽物説は、 1981年に中国江蘇省から兄弟印 ( 同じ工房で製作された印 ) が出土し、終止符が打たれました
# …と思っていたら、 いまだに 「金印偽造事件」 といったような本が出版されてたり (w

漢委奴国王の金印は、 委奴国王が貰ったものであり、 委奴国は志賀島あたりにあったはずだ、 という素直な理解は、 まだ一般的ではないようです。
地元の福岡市博物館ですら、 「漢 (の外臣たる) 倭 (族の) 奴 (部族の) 国王」 だと言ってます。 奴部族の国王だそうでして、 国は無くても国王は居るらしいですw

ということは。
「親魏倭王」 の金印が、 もし見つかったとしても、 邪馬台国論争はきっと終わらないでしょうね。 f(^^;

さて、 この本では邪馬台国位置論争については上に引用しただけです。
ので、 私も魏志倭人伝の逐語訳とかをしないで済むわけですが… f(^^;

邪馬壱国への経路は、 魏志倭人伝に書いてあります。
その大枠だけ、 紹介しておきます。
・スタート地点: 帯方郡 ( 今のソウル付近だという )
・ゴール地点: 邪馬壱国
    「自郡至女王國萬二千餘里」
    (帯方) 郡より女王国に至るには 1万 2千余里
・中継点: 狗邪韓国 ( 今の金海付近だという )
    「従郡至倭、循海岸水行、 歴韓國、 乍南乍東、 到其北岸狗邪韓國、 七千餘里」
    (帯方) 郡より倭に至るには、 まず (…中略…) 狗邪韓国に至る 7千余里

Map_koyakankoku01c 図の赤い円の中心にある赤丸が、 だいたいの狗邪韓国の位置です。
スタート地点の帯方郡の中心地 ( ソウル付近 ) は、 赤い円の左上に乗っている赤丸あたりです。
すると、 狗邪韓国を中心として引いたこの赤い円の半径は、 実距離でのだいたい 7千余里を表していることになります。
( 経路はきっとジグザグだったはずですから、 直線距離で 7千余里というと、 もっと長いはずです。 )

さて、 スタートからゴールまでが 1万2千余里で、 スタートから中継点までが 7千余里なら、
中継点からゴールまではどれだけか?
はい、 引き算して 5千余里ですね。
※ じつは、 倭人伝にはその答えも書いてあります。
    「参問倭地、 絶在海中洲島之上、 或絶或連、 周旋可五千餘里。」
    倭地を訪ねるに、 (…中略…) ひとめぐりすると 5千余里。

緑の円は、 赤い円の 7分の 5 の半径で描いたものです。
後半の 5千余里も、 前半と同様のジグザグ具合 ( 直線距離よりも遠回りする割合 ) で進んだとすると、 ゴール地点は、 緑の円のあたりということになりますね。

|

« [ゲゲゲの鬼太郎 第30話] 赤叉はやっぱり敵らしい f(^^; | トップページ | Microsoft SharedView beta2 出ました »

古代史」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209349/16905253

この記事へのトラックバック一覧です: [萌ゆる神の国!] 邪馬台国はどこ?:

« [ゲゲゲの鬼太郎 第30話] 赤叉はやっぱり敵らしい f(^^; | トップページ | Microsoft SharedView beta2 出ました »