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2007年8月21日 (火)

万葉集の歌に防人は出てこない

ミネルヴァ書房刊 「なかった 真実の歴史学 第三号」 (ISBN13: 978-4-623-04913-4) に掲載されている、 上城誠氏の論考 『「万葉集」 防人歌を問う』 を読んで。

上城氏は万葉集を調査して、 次のようなことが分かったそうです。
・歌の中に 「防人」 という表記は出てこない。
・「さきもり」 と読める表記は、 「佐岐毛利」 などとなっている。
・「さきもり」 は 「崎守」 であろう。
・他に 「嶋守」・「山守」 が、 歌に出てくる。
・「防人」 という職制の中に、 「崎守」・「島守」・「山守」 という役職があったと考えられる。

私は、 防人と書いて、 何でさきもりと読めるのだろう、  いやこれだけ説明も無しに教えられてきてるんだから、 きっと万葉集の中に 「防人、 之を佐岐毛利と云う」 といったたぐいの注釈が書いてあるのだろう、 くらいに軽く考えていました。
ましてや、 崎守の他に島守・山守があったとは! f(^^;

 

# この本の白眉は 『長年の 「東日流外三郡誌」 真偽論争に決着をつける寛政原本がこのほど発見された。 その経緯や内容を紹介する。』 というところです。 が、 その部分は、 平易な文章にもかかわらず、 非常に難解です。 それは、 「真実の東北王朝」 (その一部分は Web で読めます) に始まる古田武彦氏の東日流外三郡誌についての論考の積み重ねが、 前提知識として要求されているからだと思います。

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