昔話です。
私がソフトウェア業界に転職したのは、 1994年の秋。 すでに Windows 3.1 がかなり普及していて、 Windows 95 の発売も目前でした。 しかし、 ビジネスアプリケーションを作っている会社の雰囲気は、 「MS-DOS で十分なのに、 オモチャみたいな Windows なんてもののために作る必要がどこにある?」 というものでした。
たしかに、 当時の MS-DOS 上で作っていた業務アプリでも、 マウスは使えましたし、 ダイアログボックスをポップアップさせたりと、 機能的には Windows アプリで出来ることは大体出来ていました。 また、 そのためのライブラリ ( 今で言うフレームワーク ) も販売されていまた。 そして、 MS-DOS 用の業務アプリを開発しては、 すでに普及した Windows の DOS 窓で動かしていたものです。
※ ちなみに、 当時、 Windows アプリを MS-C でゴリゴリ書くのは、 たしかにタイヘンでしたが、 とっくに VB2 も発売されていました。
機能要件的には、 DOS 窓で MS-DOS アプリを動かすやりかたに、 何の問題もありませんでした。 ですが、 現実はどうなったでしょう?
それから 15年が過ぎた今。
WPF を標準搭載した Windows Vista が、 そこそこ普及してきていて、 パフォーマンスが大幅に向上した Windows 7 の発売は、 目前に迫っています。 それなのに、 「業務アプリを作るには、 Windows Forms や ASP.NET で十分だ。 アニメだの 3D 効果だの、 そんな WPF や Silverlight といったオモチャを使わねばならん必要がどこにある?」 と、 まだまだそう考えている会社が多いように感じています。
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